ヴィンテージレポート
2023年はブドウ栽培にとって興味深い年でした。6月は記録的な暑さとなりましたが、その後は冷涼な夏が続き、降雨量の記録を更新。さらに9月初旬の熱波により、ハンプシャーでは30℃を超える日が7日間連続し英国の記録を塗り替えました。熟度と酸度は平均を下回りましたが、収穫量は良好で果実の全体的な品質は優れていました。
テイスティングメモ
ピノ•ノワールの優れた779のクローンと全房圧搾して共に発酵したピノ•プレコス、ピノ•グリを使用。美しく淡い色合いと完熟したイチゴと桜の香りがするドライで華やかなロゼワイン。赤い果実味の豊かさと、マロラティック発酵によるクリーミーさが感じられます。
晴れた日の午後友人と飲むのにおすすめのワインです。
ペアリング
スモークサーモン・クリームチーズ・豚肉等
井黒卓ソムリエ コメント
淡い透明感のあるサーモンピンク。華やかながら搾りたての柑橘を思わせるフレッシュさが魅力的。他にもクランベリー、スモモ、ルバーブ、ピンクペッパーと様々な風味が続いて楽しい。スレンダーボディのイキイキとした口当たりに快活で持続性のある酸味が余韻まで長く続く。ピノノワールをベースに3種のブドウのハーモニーが感じられ、爽やかだけじゃないガストロノミックなロゼ。
井黒 卓 Iguro Taku / 2020年全日本最優秀ソムリエ。
数々のミシュラン3つ星での経験を経て、現在は自身のワインコンサル会社と東京都内の飲食グループ(桃仙閣、一平飯店、明寂、白寧、寛心)のワインディレクターをメインに活動している。日本ソムリエ協会理事も兼任。